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GS2-Quest でクエスト失敗時の報酬量調整が可能となりました

はじめに

GS2-Quest はインゲームの挑戦料・報酬・クリア状況を管理するためのマイクロサービスです。

今回の更新で解消された課題

GS2-Quest はクエストごとに報酬として「クリア時に得られる報酬」「初めてクリアした時に得られる報酬」「失敗した時に得られる報酬」の3種類を設定できます。

一番直感から外れるのが今回改善が行われた「失敗した時に得られる報酬」でしょう。
元々、クエストに失敗した場合に開始時に消費したスタミナを返却するような用途を想定して機能を実装していました。

クリア時の報酬はインゲームで宝箱を開け損ねたりした時のためにマスターデータに定義するのは入手可能な最大量で、クエストの終了報告APIでマスターデータで定義された報酬を最大量として、それ以下であれば任意の数量に結果を変更することができるようにしていました。
しかし、前述の通り失敗時の報酬はスタミナの返却を想定していたため、失敗報告をした際にマスターデータに定義された全数量を報酬として入手する仕様としてました。

しかし、利用者のさまざまなユースケースを伺っているうちに「失敗時にスタミナを返却しない代わりにインゲーム内で入手したゴールドだけは入手できるようにしたい」というような当初想定していなかった仕様があることがわかりました。

追加された機能の詳細

エストの終了報告APIに失敗報告する際にも数量報告が可能となりました。
そのため、さきほどのゴールドの仕様であれば「クリア時に得られる報酬」「失敗した時に得られる報酬」にそれぞれゴールドの入手可能最大量を指定しておき終了報告にはクエストの成功・失敗に関わらずインゲームで入手したゴールドの量を報告することで一部の報酬を得ることができるようになりました。

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