機能追加の背景
この10年の間に 欧州では GDPR、米国では CCPA などの個人情報を取り扱う上で課題となる法令が次々と制定されています。
その中には対応するのに相当な工数を必要とする内容もあり、サービス提供者を悩ませています。
追加された機能の詳細
- GS2 が提供する全てのマイクロサービスから、特定のユーザーIDに関連づけられたデータの全データをzip形式で取得
- GS2 が提供する全てのマイクロサービスから、特定のユーザーIDに関連づけられたデータの完全な削除
上記2つの機能が追加されました。
完全な削除については、完全な削除を必要とする法律と一定期間保存しなければならない法律が国ごとにあり整合性が取れていないのが現状です。
そのため、顧問弁護士やリーガル部門の指導のもと機能を利用することを強く推奨します。
また、ここで提供する機能は全て GS2 内部で管理しているデータについてとなり、GS2 の外に持ち出されたデータについては関与しません。
追加された機能の利用方法
マネージメントコンソールのサイドメニューのプロジェクトメニュー内に「ユーザーデータをエクスポート」「ユーザーデータを完全に削除」の2つの項目が追加されています。
ユーザーデータをエクスポート
「ユーザーデータをエクスポート」 を選択するとエクスポート履歴が表示されます。
「ユーザーデータのエクスポートを開始」を選択します。
エクスポートを実行したいユーザーのユーザーIDを入力して「開始」ボタンを押します。
全てのマイクロサービスから出力が完了すれば、エクスポートデータが24時間の間 DL可能となります。
ユーザーデータを完全に削除
「ユーザーデータを完全に削除」 を選択すると削除履歴が表示されます。
「ユーザーデータの削除を開始」を選択します。
削除を実行したいユーザーのユーザーIDを入力して「開始」ボタンを押します。
UIがエクスポートと類似しているため、削除の場合は一段確認の行程が追加されています。
本当に実行したい場合は「開始」ボタンを押します。
全てのマイクロサービスで削除が完了していれば、該当のユーザーに関するデータはGS2上から完全に削除されています。