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時刻補正が可能なAPIの種類が追加されました

はじめに

運営型のゲームにおいてイベントのような時刻に関わる処理は重要な要素です。
プロジェクトによってはQAのためにメンテナンスモードにしてプレイヤーを追い出し、サーバーの時刻設定を変更して動作確認するという話すら聞いたことがあり、時刻が関わる処理はデバッグやQAがしづらいという問題があります。

GS2ではこのような問題を解決するために、アクセストークン発行時に時刻のオフセットを指定できるようにしています。
そのため、QAスタッフは1週間進んだタイムゾーンで動作確認できたり、ユニットテストですぐさま1時間後のアクセスとしてAPIを呼び出すようなことができるようになっています。

これまでの課題

時刻オフセットはアクセストークンに含まれているため、アクセストークンを使用しないユーザーIDを直値で指定するようなアクセスでは時刻オフセットを適用できない課題がありました。
これは、時刻オフセットを適用するためにいちいちアクセストークンを作成してAPIを呼び出す必要があり、しかもアクセストークンを使ったアクセス手段のないAPIには時刻オフセットを適用できない課題がありました。

追加された機能

新しく「時刻オフセットトークン」が追加されました。
時刻オフセットトークンはアクセストークンに非常に似た機能でユーザー認可機能をもたず、時刻補正のみを担うトークンでアクセストークン同様 GS2-Auth を使って発行できます。

~ByUserId のようなユーザーIDを指定してAPIを呼び出せるインターフェースに時刻オフセットトークンを指定するパラメーターが追加されており、ここに時刻オフセットトークンを指定することで時刻補正が可能となります。

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