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Game Server Services(https://gs2.io/) の最新情報をお届けします

ローンチに向けて提供予定のサービスの性能評価をしています。その一部をご紹介します

こんにちは。GS2 CEOの丹羽です。

最近はGS2 のサービス開始に向けて最後のステップである、目標性能が正しく出るかの評価をおこなっています。
今日の記事ではその一部をご紹介したいと思います。

今回お見せするサービスは 受信ボックス(プレゼントボックス)機能を提供する GS2 Inbox です。
性能評価テストを行った直後のメトリクスは以下のようになりました。

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こちらは、ローンチ時点で提供予定の最大のサービスクラスである inbox1.2xlarge の評価結果です。
このサービスクラスは秒間4,000クオータ処理する性能があり、グラフを見ていただけばわかると思いますが
4,000クオータをちゃんと使えていることが確認できます。(若干の波が有るのはテストクライアントの都合です)

この4,000クオータというのが、どれだけの性能なのか。というのが下のグラフを見ていただければわかります。
縦軸は1分間あたりの処理数です。時間経過とともに負荷テスト処理の進行にバラツキがでて山が低くなっていますが、山が一番高いところを参考にしてください。
メッセージ送信や、メッセージ削除といった書き込み系の処理は1分間に24,000回。
メッセージ一覧取得(50件)や、メッセージ単体の取得処理は1分間に48,000回行えていることがわかります。(既読処理は同時にテストしづらいので別途テストしています)

おそらく受信ボックスの操作のみに限定して考えたとき、これだけのアクセス数を処理できれば、わりと大きめのタイトルでも対応できるのではないでしょうか。
ちなみに、この性能のサービスクラスを利用した場合の利用料金は1時間あたり800円です。(1ヶ月でおよそ576,000円となります。)
これにAPI呼び出し1000回あたり3円の費用が別途かかります。
冗長化やスケーラビリティを意識したアプリケーション設計や、サーバの死活監視や保守などの手間もなくなった上で、この性能が手軽に利用できるというのは魅力的ではないでしょうか。

もちろん、性能の変更はAPIで簡単に変更できますので、
深夜帯などのピーク以外の時間帯は性能を落とすことで、さらに安くサービスをご利用いただけます。

なお、この性能ではピーク時に足りないよ!という場合はご相談ください。
あくまでGS2として性能を評価して、確かな品質でサービスを提供できることを確認したラインを商品としてラインナップしています。
ですので、お客様の要望でさらに大きなサービスクラスが必要となれば、評価を行った上で準備することも可能です。

それでは、また。

(C) Game Server Services, Inc.