GS2 Blog

Game Server Services(https://gs2.io/) の最新情報をお届けします

新サービスGS2-Logの追加とメトリクス収集の追加

みなさんこんにちは。GS2の丹羽です。

今週は AWS Game Tech Night が Amazon 大阪オフィスに期間限定で併設されたコワーキングスペースである AWS Loft Osaka で開催され、私も登壇してきました。
講演で使用したスライドは公開していますので、ご興味があればご覧ください。

https://speakerdeck.com/kazutomo/mousokomadepo-tuteiru-cloud2-dot-0-shi-dai-falsekai-fa

今週のアップデート

GS2-Log の公開

GS2の各サービスのネームスペースの項目にログ記録に関するフィールドが追加されました。
ここで、GS2-Log を指定することで、ログの収集を行えるようになります。

アクセスログには呼び出されたAPIの種類や呼び出したユーザのID。リクエスト内容やレスポンス内容が含まれます。
その他にも、スタンプシートの発行履歴や、実行履歴も記録されますので、トラブルシューティングでも活用いただけます。

ログの記録には3種類の方式が用意されています。
GS2による管理
お客様自身の Google Cloud BigQuery へデータをお届け
お客様自身の Kinesis Firehose へデータをお届け
GS2による管理を指定した場合、マネージメントコンソール内での検索や、ユニークユーザの集計のような集計機能を利用できます。

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メトリクス収集を追加

GS2 内のアクティビティをグラフで視覚化する機能が追加されました。
この機能は標準機能として提供され、とくに設定を行うことなくご利用いただけます。

収集されるデータは主に3種類存在します。
これまで発行されたアカウントの総数 のような累積値
キャラクターのレベルのような値の分布
API 呼び出し回数
ゲーム内のアクティビティ収集を何も設定することなくご利用いただけます。ぜひご活用ください。

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GS2-Deploy がスタックのアップデートに対応

宣言的に GS2 内の設定を記述したテンプレートファイルをアップロードすることで環境を設定できる GS2-Deploy がテンプレートの更新に対応しました。

前回アップロードされたテンプレートと新しくアップロードされたテンプレートの差分を検出し、増えている要素は作成・変化している要素は更新・減っている要素は削除。という操作を自動的に行ってくれます。

今までは初期設定にしか利用できない状態でしたが、テンプレートを更新しながら開発を進めていただくことで、環境の複製が容易となりチーム開発や、開発環境から製品環境への反映がスムーズに行えるようになると思いますので、ぜひご活用ください。

10月のアップデート振り返り

GS2 は10月も様々なアップデートが行われました。
年内には主要機能を一式取り揃えられるよう今後も開発を進めていきます。

新サービス

GS2-Log ログ集約・集計
GS2-Version バージョン管理

新機能

メトリクス収集・グラフ表示
GS2-Deploy にスタックのアップデート機能を追加

SDK

GS2 SDK for Unreal Engine4 を追加
GS2 SDK for Cocos-2dx を追加

サンプル

アカウントの引継ぎ を追加
課金通貨購入 を追加
スタミナ を追加
エスト を追加

11月のアップデート予定

新サービス

GS2-Guild ギルド機能
GS2-DataStore UGCコンテンツなどを保存するデータストレージ
GS2-News ログイン直後に表示するような HTMLベースのおしらせ機能

新機能

GS2-Friend にブラックリストを追加
GS2-Friend にフレンドコード機能を追加
GS2-Inventory にロック機能を追加

サンプル

キャラクター・所持品管理 を追加
パーティ編成 を追加

こちらはあくまでアップデート予定ですので、β利用者からのフィードバックで変更になる可能性があります。
予定の中で優先的に対応してほしい機能があればお気軽にお声がけください。

お気軽にご相談ください

サイト内の右下に設置されたチャットで話しかければ、GS2のスタッフがすぐに対応いたします。
GS2 についての質問や、GS2 をどのように活用するべきかのご相談などでご活用ください。

また、GS2プロフェッショナルサービス ではゲームの企画書や仕様書を共有いただき どの部分で GS2 を活用いただけるか GS2 のスタッフが設計のご提案をします。
GS2プロフェッショナルサービス は稼働時間ベースの料金体系となっており、このサポート費用は、製品リリース後のGS2利用料金から50%割引する形で還元されます。

みなさんがゲームのコアバリューを磨くことに注力できる環境づくりを進めていますので、ぜひご活用ください。

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