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【新サービス】チャットとゲーム内プッシュ通知システム

みなさんこんにちは。GS2 CEOの丹羽です。

本日は近日公開予定の新サービスの紹介をさせてください。
新サービスは2つで、GS2-InGamePushNotification と GS2-Chat です。

GS2-InGamePushNotification

GS2-InGamePushNotification はゲーム内で使用できるプッシュ通知システムです。
MQTT/WebSocket でサーバに常時接続し、サーバからクライアントに対してプッシュ通知を出すことが出来る仕組みです。
GS2-InGamePushNotification は1時間あたり2円(月額およそ1,440円)から利用を開始でき、1時間あたり2円のサービスクラスで1秒間に3回通知をだすことができます。
固定料金とは別に、プッシュ通知送信 1,000回あたり10円。APIリクエスト1,000回あたり3円で利用できます。

GS2-InGamePushNotification はプレイヤーのオンライン状態を管理し、オンライン中のプレイヤーに対しては MQTT/WebSocket を使用してプッシュ通知を出します。
しかし、もしプレイヤーがオフラインだった場合は、モバイルプッシュ通知に転送する機能を持っています。(通知メッセージのペイロードで転送を無効化することも出来ます)

ローンチ時点で、GS2内のサービスでは GS2-Matchmaking と GS2-Chat と連携できます。
GS2-Matchmaking と連携する場合は、マッチメイキングリクエストを出した後、他プレイヤーとのマッチメイキングが成立していく過程で参加者の増減や、完了をプッシュ通知で受けることが出来ます。
完了プッシュ通知はモバイルプッシュ通知転送が有効な状態で出されます。
マッチメイキングリクエストを出した後でゲームをサスペンドしたとしても、マッチメイキングが成立した段階でモバイルプッシュ通知が呼び出され、ゲームの再開を促すことが出来ます。

これまで GS2-Matchmaking はポーリングで参加者の集まり具合や完了確認を行ってきました。GS2-SDK for Unity ではデフォルト3秒間隔でサーバと通信していました。
これによって GS2-Matchmaking のクオータを消費していたり、マッチメイキングの進行状態のハンドリングの即応性がよかったとは言えなかった点が改善されます。

GS2-Chat

GS2-Chat はチャットサービスを提供できるサービスです。
GS2-Chat は1時間あたり3円(月額およそ2,160円)から利用を開始でき、1時間あたり3円のサービスクラスで1秒間に3回のメッセージ送受信が行えます。
固定料金とは別に、メッセージ送信 10,000回あたり10円。メッセージ受信 10,000メッセージあたり5円。APIリクエスト1,000回あたり3円で利用できます。

GS2-Chat はチャットルームを作成し、ルームにメッセージを送信します。
あとは、ルームに対して指定した日時以降のメッセージを取得する。というリクエストを出すことでメッセージを取り出すことが出来ます。

チャットルームに対する新着メッセージ通知を受けたい場合はルームを購読することで、誰かがルームに発言すると通知を受けることが出来ます。
通知を受ける手段は WebHook と GS2-InGamePushNotification が指定できます。
購読する際にモバイルプッシュ通知に転送するか?通知を受けるときに通知音はどうするか?を指定できます。

これによって、フレンドからの tell メッセージや、ギルドチャットの新着メッセージを受けたときにゲームを起動していなくても、
モバイルプッシュ通知で通知を受けることが出来、それぞれで異なる着信音を設定することができます。
ゲームセッションチャットはゲーム中であれば MQTT/WebSocket で新着通知をうけたいけど、モバイルプッシュ通知転送は行わない。というような設定も可能です。

チャットログは1ヶ月単位で指定した期間保存でき、いつでも検索が出来ます。
ログの保管料金として毎月1GBあたり10円。チャットログの検索は検索時に読み込んだログデータのサイズ 1GB あたり 5円と、検索リクエスト1,000回あたり5円が必要です。
特定のユーザのチャットログを追跡したり、不適切なキーワードで発言しているログなどを検索するといった調査にも利用可能です。

提供開始時期

これらのサービスは今月中のリリースを目指して最終的な確認作業に入っています。

それでは、また。

(C) Game Server Services, Inc.