みなさん、あけましておめでとうございます。GS2 CEOの丹羽です。
本日は6つの新サービスと1つの機能拡張を発表させていただこうとおもいます。
まずは、機能拡張から。
GS2-Identifier にワンタイムトークン機能を追加
これまで GS2 サービスにアクセスするには GS2-Identifier で発行した GSI を利用する必要がありました。
しかし、GS2 SDK for Unity を設計するにあたって、GSI をクライアントに埋め込むのはセキュリティ的な懸念がありました。
そこで、GS2-Identifier にワンタイムトークン機能を追加し、一時的なGSIに相当するアクセストークンを発行できるようになります。
続けて、新サービスの発表です。
GS2-Account
アカウント管理機能を提供します。
メールアドレス+パスワードやソーシャルアカウントを利用したデータの引き継ぎにも対応しており、
先日発表した GS2 SDK for Unity と組み合わせることで、非常に簡単にアカウント機能付きのゲームの開発を開始できます。
GS2-Variable
一時的な(最長有効期間1時間)変数値の保存・読み出し機能を提供します。
今後GS2の様々なマイクロサービスを利用してサービスを開発するにあたって、マイクロサービス間でデータをやり取りする際に利用できます。
対応サービスの第一弾として、GS2-Matchmaking + GS2-Realtime の連携機能で、マッチメイキング完了後自動的に GS2-Realtime にルームが作成され、
ルームの作成内容(ルームにアクセスするためのIP/ポート/暗号鍵といった情報)が GS2-Variable に書き出される。という形で採用されます。
変数の読み書きは GS2 のサービス内からだけでなく、GS2 SDK を利用して自由に行うことが出来ますので、有効期間付きの簡易データベースとして利用することが出来ます。
GS2-Script
Lua言語で記述した任意のスクリプトをGS2のインフラで実行できるようになります。
このスクリプトは GS2 内の様々なイベントをトリガーとして起動することが出来ます。
例えば GS2-Ranking にスコアを登録する際に呼び出されるスクリプトを定義し、スコアの値が不正な値の場合は登録を失敗させる。というような実装が行えるようになります。
GS2-Key
GS2 内のサービスで利用できる暗号鍵を管理し、暗号化/復号化できるサービスです。
例えば、GS2-Account の認証結果として、アカウント情報を暗号化した文字列を返します。
その文字列を GS2-Auth に渡すことで、GS2 の各サービスにアクセスするためのアクセストークンが得られる。というような
GS2 のマイクロサービス間で安全にデータをやりとりする使い方が出来ます。
GS2-Money
資金決済法の前払式支払手段に該当する仮想通貨を取り扱うためのサービスです。
各アカウントごとに単価ごとの仮想通貨を管理することが出来ます。
未使用残高が1000万円を超えると供託金を用意する必要が出てくるため、未使用残高の管理機能も提供されます。
仮想通貨の消費アクションに Webhook または GS2-Script を設定することで、仮想通貨の消費時に任意のアクションを取ることができるようになります。
GS2-Inventory
消費型アイテムの所有数を取り扱うためのサービスです。
クライアントでアイテムの所持数を管理すると、容易に改ざんされてしまいますが、サーバで所持数を管理することで不正行為を行えなくすることが出来ます。
既存サービスである GS2-Inbox の Webhook の代わりに、メッセージ開封時に GS2-Inventory の消費型アイテムを付与する。という連携を行うことが出来るよう GS2-Inbox が拡張される予定です。
各サービスの提供開始時期についてですが
- GS2-Identifier にワンタイムトークン機能を追加
- GS2-Account
- GS2-Variable
- GS2-Script
- GS2-Key
これらのサービスは GS2 SDK for Unity と同時期の公開を予定しており、1月中に提供を開始したいと考えております。
のこる
- GS2-Money
- GS2-Inventory
については 2月中に提供を開始したいと考えております。
それでは、また。